【想】また観たい映画の話。「 #きっと、うまくいく 」( #3idiots )
古いブログを発掘。
物語の内容をすごくリアルに覚えていて、久しぶりにすごく観たい映画のお話…
とても良い映画だった。インド映画特有の「歌って踊る」もうんざりするくらいたくさんあったけどw
今、少し凹んでいるからかな。
こういう元気の出る作品がとても恋しい。
「きっと、うまくいく」(3idiots)(ちょっぴり ネタばれあり
(2017.04.15) 松竹早稲田でインド映画を5時間近く2本立てで見てきた♪
まず、一本目。
「きっと、うまくいく」(3idiots)
端的にいうと、すごくよかった、その一言に尽きる。
卒業から10年間、音信不通になっていたランチョーが見つかった という知らせを受けて、ラジューとファラン、ランチョーのライバルだったチャトルの三人で、10年前の 思い出を回想録のように追いかけなが ら、ランチョーにたどり着くまでの物語。
インドでは産まれた子供が女の子だったら医者、男の子だったらエ ンジニアに。 子供がいい会社に入って安泰になれば自分の老後も安泰、そう考え る親御さんが多いという。
貧しい中で育ててもらった期待に応えて立派にならなければ...
そんなプレッシャーの中、インドの超キャリア志向を背景に、若い 人たちの自殺率が高い、という社会問題が深刻化しているという。
インドならではの階級社会の闇のような部分も描かれ、特に一番最初、寮で上級生が下級生に嫌がらせをし ているシーンなんかは、インドの学生事情をかつての階級制度と重ねて描き、その闇の部分を描いているのでは。と、容易に想像がついたり。
生まれたての赤ちゃんが産声を上げず、失望の中で呪文のように" Aal Izz Well"を唱えたところ息を吹き返 す、そんな馬鹿な(w)というシーンもたくさんあったし。
お約束の歌って踊るシーンも健在で、後半は
ちょっと歌いいから物 語進めてくれませんか?
と、若干食傷気味にな りつつもw
後半、ランチョーの真実が明かされていくシーンあたりからまたも前のめりになって3時間近い映画なのに、泣いたり笑ったり、すごく忙しい映画だった。
ラージューが自らの命と引き換えにランチョーを守ろうとしたシーン、そして、そこからたくさんの人たちに支えられてまさに起死回生をはかるところは、見ていて一番好きなシーンだった。
「痛い思いをして学んだことだから」
面接のシーンで、面接官から「君は素直すぎてわが社向きではない 」というようなことを言われた時。
自分の真っ直ぐさを否定せず、それでだめなら結構です。 という態度を取ったラージュー。
自分に素直に、実直に生きていく。 誰かのためではなくて、自分のために生きていく。
ファランもラージューも、ランチョーを通して大事なことに気づかされる。
最後のどんでん返しは本当に爽快だった。
(気になる人はぜひみてね。すごくスカッとするから!)
10代、20代の頃に出会いたかった作品。
そして、うちの会社にラージュー似のイケメンがいることに気づい てニンマリw 顔だけじゃなくて胸毛ボーボーなとことかも含めてそっくりw
ありきたりなんだけれど、また見たいな、と、思わせる。 笑って泣いて、そして最後にもう一度大笑いし幸せな気持ちになる 、そんな映画でした。
どこかでもう一度上映しないだろか。 また劇場で見たい。